現在の女川町を見て安心し、次の目的地、石巻市へ向かいました
まずは石巻南浜津波復興記念公園
写真をすっかり撮るのを忘れましたが、広くてまだ新しい公園です
もともとここは住宅も多い街でしたが、津波にすべてを奪われ、現在の公園になっています
石巻では4000名近くの方が亡くなられています
震災以前の街の写真を見ると、被害の大きさが恐ろしいほどわかります
公園の中に「みやぎ東日本大震災津波伝承館」があり、震災について詳しく学ぶことができます
伝承館の中で、「門脇(かどのわき)小学校」のパンフレットを見ていたら、現在は中に入って見学ができると書いてありました
職員の方に尋ねてみると、ここから歩いてすぐだということなので、門脇小学校へ向かいました
この小学校では、校内にいた先生や職員、生徒が全員助かっています
震災後、校庭に非難しましたが、校長先生の指示で裏の山へ全員避難しました
生徒たちは落ち着いて先生方の指示に従い、中には靴が脱げてなくなってしまった1年生の子を6年生がおんぶして非難した子もいたそうです
非難の際、先生方は生徒の名簿、防寒用のシートなどを持って非難し、それが後で非常に役立つことになります
校庭には一般の方も多く非難していましたが、津波で亡くなった方も多かったそうです
校舎の上の階に非難していた方は津波にはにのまれませんでしたが、今度は津波によって燃えた車や家が校舎に迫ってきました
故に写真のように、校舎の中は火災によって真っ黒になっています
その際も先生方が機転をきかせ、教壇を使って窓から裏山へ橋をつくり、非難したそうです
非難した生徒たちは、裏山にある鹿島御児神社で、保護者へ引き渡されました
その時に名簿が役に立ったそうです
ブルーシートも雪をしのぐに使われました
中には保護者が亡くなってしまった生徒もいたようで・・・この辺は資料を見ていてかなりつらいものがありました
小学校に併設されている資料館は、コンパクトながら詳細なことが分かるようにされていて、非常に理解しやすかったです
その反面、見ていてつらくなるというか・・・
それでも、しっかりと知っておかないといけないことなんだと思います
この日は石巻のビジネスホテルで1泊しました
夜はホテル近くの居酒屋で食事
やはり海鮮がうまい
地酒の「日高見」がとてもおいしかったです
石巻の夜はわりと賑やかなようですが、運転と歩き回った疲れでとても探検に行く気になれず、水ダウを見ながら早々に寝てしまいました
で、翌朝に鹿島御児神社へ行った後、奥さんに頼まれていたお土産を買って、帰ることにしました
今回女川、石巻をまわって、復興した街を見ることはできたし、多くを学ぶ事ができました
楽しかったんですが、被災地を訪れてその表現はなんとなく違うような気がして、うまく言えないです
また女川、石巻に行きたいと思います
次は、100%楽しむために
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